2008年08月27日
生ビール好きだなあ!
仕事が終って、風呂上がりのビールって最高ですよね
ビール好きの人はたまらんと思う。
最近居酒屋で働く様にもなって、気になってたのが、生ビールって「何が生なの」かと言うこと。
ちょっと調べて見ちゃった。
ビールは大麦の麦芽をアルコール発酵させてビールにするのは酵母の力で、その酵母菌は直径10ミクロン(1mmの100分の1)
ほどの小さな菌で、適温のビールを酵母が生きたまま放置しておけば、当然発酵は進み、菌は増えていく。
そして、ビールの中の糖分がすべてアルコールと炭酸ガスに変えられてしまえば、食べる養分がなくなってしまうから、
酵母も生きていけないが、酵母菌そのものや、カスは澱(おり)「液体の底に沈んだかす。おどみ。」としてビールに残る。
そのため現代の様に冷蔵庫が発達する前は、出来上がったビールを瞬間加熱・殺菌をすることで酵母菌を殺し、
ビールの品質を安定させていたんです
近年までは日本でも加熱殺菌ビールが主役でした。その代表選手は、やはり、永らく王者として君臨してきた
「キリンラガー」です
今では、1996年から加熱処理したビールだった「ラガービール」も「生」ビールとなってしまっています
ココ近年では、昔懐かしい熱処理した「キリンラガー」を飲みたいと言うこともあって、「昭和40年頃の味」を復活させたいと言う
コンセプトで「キリンクラッシックラガー」として復刻版が販売されていますよ
かつての日本のビールの王者は生ビールではなくて、加熱処理された「キリンラガー」だったんですよ。
だから、「加熱処理されたビール=ラガービール」と言うのが一般的な常識だったんですね。
なので、生ビールとは加熱処理を行っていないビールのことなんです
ビールの瓶や缶を良く見てみると、「生」の文字の近くに「非熱処理」「熱処理していません」などと書いてありますよ
熱処理をしていないと言うことは、酵母菌を殺していないと言う事
常温で瓶ビールや缶ビールを放置していると、発酵が進んで味が悪くなったりしないんだろうか
実はそんな心配は要らないみたいで、「非熱処理」とは、「熱処理していない」と書いているが「酵母菌を残している」
とは書いていないところがポイントなんだって(なんか日本語ってややこしいね)
ビールとは、ビールタンクの中で発酵して若ビールが出来るまでには5日ほどかかる。
これを低温で2ヶ月ほど熟成した後に出荷されるんですが、最終段階で酵母を加熱処理こそしないものの、
それに変わるハイテク処理されるんだって。それが「ろ過」です。
セラミックフィルターと言うハイテク装置で、酵母菌より目の細かいフィルターに通過させるので、加熱する前の生ビールの
味わいを保ちながらも酵母は完全に除去されたビールが造れるようになったと言う訳なんです
なので、ビールを酵母菌に造ってもらい、出来上がったら、酵母菌はフィルターで「ろ過」されて出されてしまう
「酵母が生きたままの風味を持った、酵母ゼロのビール」が生ビールと言うことでした(へええ)
ほんじゃあね
あなたにすべての良き事が雪崩のごとく起きます。
2008年08月26日
地酒とは「くだらない」酒だった!!
地酒ブームもいまだ衰えず、美味い酒「地酒」のイメージは強いはず
けどね、地酒と言う言葉の語源は、あまりいい意味じゃなかったんだって
「マイナーな酒」「田舎酒」といった意味合いの言葉として生まれたものだから
都会の酒、メジャーな酒で言うならば、「関西の酒、兵庫県の灘」「京都の伏見」が二大銘醸地が日本酒の本場であって、
それ以外の土地で造られるのは、品下がる「地酒」と見なされて来た訳なんです
日本酒は1000年以上の歴史を持っている。
そして、日本酒の製造の本場となって行ったのが、酒造に最適な「宮水」と言う硬水の湧く「男酒」の灘と、
それより柔らかな中硬水がでる「女酒」の伏見です。
因みに日本の水道水やミネラルウォーターはほとんどが軟水ですよ。
この二大酒造の水は、カリウムやカルシウムを多く含んでいるため、灘や伏見の地下水は、飲んでも日本人の舌には
合わないし、お茶を入れても美味しくない、植木にまいても良く育たないと言う事で、
酒を造る以外に能はないとまで言われる地下水だったんですよ
江戸が日本の首都となった江戸時代でも、上質な酒といえば上方の酒であり、江戸までわざわざ輸送される
関西の酒を 江戸の人は上方から下ってくるところから「下り酒」と言って珍重されたんです。
そして、それ以外の地方の日本酒は「地酒」にすぎず、上方から下ってこない「下らない酒」
として、有り難味は薄かったようです。だから、「つまらない。価値が無い」ことを「くだらない」
と言いようになったんです
「くだらない」の語源はこの下り酒ではない酒、つまり、下らない酒からきているんですよ。
今日はこのへんで。
じゃあね
あなたにすべての良き事が雪崩のごとく起きます。
2008年08月24日
そもそも「居酒屋」ってどんな店?
「居酒屋」を広辞苑で調べて見た。
辞書には、「店先で酒を飲ませる酒屋。または、安く酒を飲ませる店」と書いてあった
元々は、酒の小売の店で、それが安くお酒が店内で飲める様になったのが始まりみたいです。
具体的に発祥は、江戸時代の町や漁港などの酒屋がルーツで、小売の業態は樽からの量り売りが主流だった。
だから、客が容器を持参して、必要な量だけを枡で測って貰って買っていったのです。
そして、当時の江戸の町には一人暮らしの職人や労働者、浪人などが数多く住み、
漁港には、出稼ぎの漁師など単身者が多かったそうで、そういう人々が、
家に帰っての一人酒は寂しく、わびしいものなので、いつしか酒屋の店先で買った酒を飲んで行くようになった
そうです。
人が集まるようになると、酒屋は「店内で飲んでもいいですよ」となり、やがては、今のように簡単な「つまみ」を
出すようになり、これが現在の「居酒屋」飲んで食べて楽しめる店となったんですね
あなたにすべての良き事が雪崩のごとく起きます
じゃあね